チンギスハンのブログ。米国株、永久投資。

米国株高配当安定株に永久投資します。地方在住60代で今年3月リタイヤします。年金が少ないので米国株投資で月10万円の配当を目指します。以前の投資で増やした資金で少しずつ買っていきます。一緒に意見を交換できたらうれしいです。

FRBの資産縮小は米国株の上下動が小さくなり長期投資家には有利。

米国株投資家の皆さまこんにちは。米国株永久投資を目指すチンギスハンです。


 昨日の利益確定で、金融株に売りが来ました。今週ずっと狙っていた保険株のうち、PRUプルデンシャル生命を買い増しました。105ドルで買えました。実はMETも買いたかったのですが、ねらいの51ドル台にならなかったのと、私のミスで買えませんでした。昨日はマネックスで買ったのですが、私がうっかり資金をNISAにドルを移していたのです。だから普通の口座では手持ちのドルがなかったのです。NISA枠は早くも5か月分を使ってしまったので、小口買いと、シェル用ですから使わないことにしました。来週に持ち越しです。


 さて今週は、いくつかの重要な発表がありました。その中で私が注目しているのは
FRBが今年中に、自身の4.5兆ドルの資産の縮小に着手すると発表したことです。
やり方は、
(1)持っている、米国債と住宅証券MBSの再投資をしないことで縮小を図る。
ということです。これは、金融引き締めにあたります。ちょうど量的緩和の逆の政策です。リーマン以降、QE1、QE2、QE3と大幅な金融緩和を行い、それによって、米国経済は立ち直りました。株式市場もそのたびに値を上げて、リーマン前を上回りました。今度はその逆ですから、株式市場にはマイナスです。


 かじ取りが適切だと、株式の動きがおだやかになる。
 しかし、私はこのことは、今後を考えると私たち長期投資家にはプラスなのではないかと考えます。私たちが、株を買うとき心配するのは、「将来下がるんじゃないか、しかも大幅に」ということです。つまり天井で買うことを恐れるわけです。上下の波が大きいほど、私たちにかかるストレスは大きくなります。米国株はそれが比較的少ないことが大きな利点ですが、それでも変動は避けられません。
 今回のように大きな期待を持って上昇するときには、ブレーキをかける必要があります。私は「利上げ」がその手段だと思っていました。しかし、利上げにはマイナス面も多いです。薬がきついからです。でも、もう一つの「量的引き締め」(私の造語です)という手段があると使い分けによっては、「利上げ」の短所を補うことができます。


ドル高を抑えることができる。為替変動も小さくなる。
 「量的引き締め」も、引き締めには違いないので、長期金利の上昇要因ではあります。しかし、金利上げほど露骨ではありません。おだやかです。同時にドル高に対しても、金利上昇よりはマイルドだと思います。つまり、為替変動もまた小さくなるはずです。
 私たち日本に住むものにとって、為替の大きな変動はやっかいな要因です。それがマイルドになることは大きなプラス要因です。


FRB理事の「米国株は高い」発言について。(下はダウ10チャート、yahoo)

 確かにこのところの上昇は急です。少しスピードが速すぎると心配したのでしょう。これからは、上昇もマイルドになるでしょう。上昇がゆっくりなのはいいことです。その間に企業のEPSも上昇してPERも下がるでしょうから、今の価格も正当なものになります。また、下落するにしても、本来の価格とのかい離が小さくなりますから下落幅が小さいものになるでしょう。


「利上げ」と「資産縮小」のかじ取りで、米国はゆっくりと上昇を続け正常にもどる。
 リーマン以降は、異例ずくめでした。しかし、いろんな試練を経ながら米国は震源地であったにもかかわらず、一番早く正常な状態に戻ることになります。「ずっこい」といえますが投資家にとっては安心なことです。


 原油価格が盛り返した。
原油価格も、やっと50ドルを超えて安定してきました。

 今回47ドルを割らなかったことは大きいと思います。この水準が市場の「学習」となって共有されれば、今後の下値を支えることになります。原油価格が小さいレンジで動くことも、いいことでしょう。今後47ドル台~55ドルのレンジが維持されるかどうかに注目です。下値は、維持できるかどうかは微妙です。(上値はシェールオイルの増産が抑えるので55ドルを越えるのは容易ではない)。


私たちへの影響
 私は、5月まで上げて今年後半はかなり大きな調整があると思っていました。(株価で10%、為替で10%くらい)
 しかし、3月の利上げと、今回の「資産縮小」の表明で、かなり早めに頭を抑えにかかったと感じます。ですから、逆に下げの幅も限定されます。この夏の下げ幅は、年初の予想よりも小さくなると思っています。また、来年以降も、その傾向は続くと思います。早目早目に、どちらかの引き締め手段の発動をにおわす発言だけで、市場をコントロールできるでしょう。
 じっくりと買っていく、あるいは保有する投資家にはプラスだと考えます。値幅どりの投資家には物足りないかもしれませんが。ですから、FRBの高官たちの発言にあまり過敏に反応する必要はないと思います。「あー、言ってるな」というぐらいでいいと思います。
 そうは言っても市場ですから当然上下動はあります。だから、下げたところを買うのが一番効率的ですが、待っているときほど、そう都合よく下げは来ないものです。
 バフェット太郎氏のいわれる「残念な投資家」にならないように、私は「待ちすぎること」なく買っていくつもりです。そうすれば、下げたチャンスには、さらにしっかり買えるというものでしょう。


結論 ということで、今回の政策は、目先の株価は抑えられるものの、上下動が少なくなり長期投資家には利点が多いと結論しました。


以上、いつもながらまとまりのない記事をお読みいただきありがとうございます。
また、今週をまとめたので昨日の記事と重複する内容もありました。
それでは皆様のよい投資を!


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