チンギスハンのブログ。米国株、永久投資。

米国株高配当安定株に永久投資します。地方在住60代で今年3月リタイヤします。年金が少ないので米国株投資で月10万円の配当を目指します。以前の投資で増やした資金で少しずつ買っていきます。一緒に意見を交換できたらうれしいです。

トランプ相場の日本株に潜む危うさ!

米国株投資家のみなさんこんにちは。米国株永久保有を目指して修行中のチンギスハンです。米日ともにリスクオンで上がり続けていますね。この中に危うさはないのでしょうか。このブログは米国株ですが、日本株をお持ちの方も多いでしょうから日本株について検証しました。
1 トランプ前とトランプ後の日米の株価
  まず例によって大まかに
       トランプ前(11月8日) トランプ後(12月8日)
 日経平均  17171円         18496円       7.7%上昇
 ダウ    18000ドル        19614ドル      8.9%上昇
 米国の方が少し大きいですが大差ありません。米国が少し大きいのは米国大統領への期待ですから当然でしょう。これだけではよくわかりません。それでは今回の上げの主役である金融株のそのまたコアの銘柄を検証してみましょう。
2 日本の金融株の上昇率は本家の米国よりうんと高い。
 金融株の代表として、三菱UFJとJPMを見てみましょう。どちらも財閥系でありともに金融界の雄です。(ちなみにJPMのCEOのダイモンはカリスマ経営者でトランプの人脈の一人。投資の腕もすごい。2月に底値中の底値で自社株を買った)
        トランプ前(11月8日) トランプ後(12月8日)
  三菱UFJ   533円       746円   上昇率40%
  JPM     70ドル        84ドル      20%
なんと本家の米国より日本の方が上昇率が2倍も高いです。
米国の方の上昇の説明は、①トランプが法律を緩めようとしている。②長期金利が上昇しており金利差によって増収が見込める。ということです。
 では日本の方の説明は何でしょう? 規制が緩和されることはないです。長期金利については、まだ大きな上昇は見られません。また日銀の今後の出方がまったくわかりません。長期金利を0%を基準に誘導するという日銀のアナウンスがあったのはついこの前です。何にも具体的には変わっていないのになぜ利益が見込めるのでしょう?完全な見込み発車の感じがします。
 上昇してもまだ三菱のPERは11.8倍だよ。という説明もあるかもしれません。では、トランプ前はなぜそんなに売り込まれていたのか?という疑問があります。「日本はマイナス金利」だったから。という返事もあります。でも現在もマイナス金利は続いており今後どうなるかはすべて日銀次第です。
3 日本株は業績以外の要素が多すぎる。
 つまり、はっきりした科学的根拠はないままに、NYにつられてムードで上昇した。ということです。私にはこれはとても危うく感じられます。日銀のETF購入もありますし、企業の業績以外の要素がありすぎます。値幅をとる投資家には都合がいいかもしれませんが、とても永久投資には向かないと感じます。
4 ムードは急に変わりうる。
 私は週刊誌をよく読みます。「週間ポスト」と「週間現代」は愛読書です。でも、同じ週の株の記事を見ると、張り合うかのように、正反対の記事が載ってます。曰く、「20000円まで上げる」「14000円まで下げる」。編集部の方針なのでしょうが、同じ週の記事とは思えません。ポストが強気の記事が多いようですが、片方だけ読んで売買したらとんでもないことになりそうです。それだけどちらにもなり得る要素があるということです。
 よく今回のアメリカのトランプ株高は実体がないといわれますが、それ以上に日本の株高は実体がないと思います。だからいったん下落に転じると、NY以上に東京の下落幅の方がきついでしょう。投資家のみなさん注意してください。以上ご参考になれば


 みなさまよい投資を!  by チンギスハン

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