チンギスハンのブログ。米国株、永久投資。

米国株高配当安定株に永久投資します。地方在住60代で今年3月リタイヤします。年金が少ないので米国株投資で月10万円の配当を目指します。以前の投資で増やした資金で少しずつ買っていきます。一緒に意見を交換できたらうれしいです。

トランプで米国はバブルになる可能性がある!

 米国株投資家のみなさんこんにちは。米国株永久保有を目指すチンギスハンです。
さて、数回にわたって米国の利上げの影響について検証してきました。今回は前回も少し触れましたが、「米国バブル」の可能性とその対処について検証しました。
 下はバブルを表現するのになぜか必ず使われるディスコの写真です。とりあえず華やかなので載せました。特に意味はありません。私は地方で地味に暮らしていたので、全く恩恵はありませんでした。 

 まず前回のおさらいから整理しておきましょう。
来年以降の米国経済を動かす要素は、次の3つです。
Ⅰ トランプ政権の経済運営。
Ⅱ FRBの金利上げの頻度。
Ⅲ 米国以外の出来事。
 その中で、Ⅲを除くと、トランプ政権とFRBがうまくやれるかということがカギになります。トランプは、不動産デベロッパーでテレビタレントですから、大衆寄り産業界寄り市場よりの政策で人気を得たいでしょう。だから「低金利大好き」だと考えられます。一方、FRBはインフレは抑えたいので上げられるものなら、すきを見て一回でも多く金利を上げて、将来の政策の幅を広げておきたいはずです。
 そういう意味では、一緒に経済運営を行う同志ではあるけれど、立場は正反対となります。俗っぽく言うと、「不動産屋、土建屋」と「金融エリートの学者」の対決です。「ナイーブなエリートお坊ちゃま」と「あからさまで下品なやんちゃ坊主」との争いはどう見ても、トランプが強そうです。「利上げでドル高になれば米国のまじめな労働者が苦しむ」とか言われればFRBもそんなに簡単に否定できません。トランプのことだから「オレは選挙で選ばれたんだ。ごちゃごちゃ言わずに言うとおりにしろ」とか言うかもしれません。エリートたちは「責任を持つというのなら少しは譲歩するか」となって少しずつ、利上げが遅れる可能性は大いにあります。
 だから、それなりにお互いの立場を尊重してうまくやれる確率が75%、何かにつけてトランプが自分の主張を押し通す確率が25%かなと計算しました。そうすると25%は程度の差はあれバブルが発生することになります。(あくまで私の計算です)
 株と不動産が上昇することになります。


 いつからバブルといえるか? PER20以上はバブルか? 
 株の価値の尺度の一つにPERがあります。
ちなみに現在は NYダウ 18.16 日経225 19.58です。ロシアは7.39です。 
 15以下は割安で20以上は割高だと書いてあります。過去10年の平均は15.4です。
 低いのはリーマン以降ではリーマンショック2008年9月 10.94 12月 10.09
 2015年9月チャイナショック 14.94 2016年1月サウジショック 14.33です。
またずっと過去を見ると S&Pですが。(出所:海外投資データバンク)

 すごいのがありますね。ITバブルって40越えですね。10を切っていることもあります。教科書にある、ちょうどいい水準の15~20の間にある期間の方が短いです。安すぎるか高すぎるかの期間が長いわけです。ちょっと安心しましたね。18や19でわーわー言っちゃあいけませんね。ピークが鋭いところを見ると、バブル化すると行くとこまでいかないと止まっていないこともわかります。またバブルのあとは急激に下落しています。
 機関投資家はバブルは大好きでしょうから、千載一遇のチャンスとばかり、PERなんかの尺度は無視して買いまくるでしょう。だから、指標から過熱は察知できても、どこまで行くかはわからないように思います。


 バブル時には個人投資家はどうすべきか?
  既に米国株を保有していて、売買もされる方なら最高値で売却して、バブル後に最安値で再購入するのが最大利益になります。
 バブル時の株売却については中国株で財を成した方から伝授していただいた方法を紹介しておきます。ストレスの少ない方法です。参考になれば。(中国株は1998年から2007年までに平均30倍になりました。)
 売り急ぎが一番しやすいのだそうです。それを防止するために。
 ①買値の2倍を超えたら売却を意識して、「ここだ」と思うところで半分売る。
 ②元がとれて余裕ができるので、少し待って、「今度こそ天井だ」と思うところで残り
  の半分を売る。
 ③ それを繰り返す。保有株は4分の1、8分の1、16分の1と減っていく。
 ④ はっきりした下落に移ったところで残り全部を売却する。
  売りは難しいですから一つの方法かもしれません。


 どんな銘柄が高騰する?
 高騰することがわかっているのなら、前もって特によく上がる株を買っておいて高値で売り抜ければ最高です。不動産、建設、設備、資材などがバブル時の上昇が大きいといわれています。(そういえばトランプ以降これらはかなり上昇しています。小さな芽が育ちつつあるのかも)ただ、バブル発生の確率はわからないことなので、それを利用して大儲けしようとすると、逆もあり得ます。むしろ起こらない確率の方が高いですから。
 私は、現在の高配当デフェンシブ銘柄を仕入れる方針に変わりありません。もしバブルが発生すれば値上がりは、他の銘柄より低いでしょう。しかし上がることは上がりますから、いったん売って買い戻しの戦略もとれます。(自分は永久保有で何があっても売らない方針です)それに、高配当株はバブル後の値下がりが低いことも知られています。つまりどのようにでも動けるしリスクも最小です。
 バブル時は通常の指標が通用しない「異常な世界」です。そして、そこはプロの独壇場です。プロと張り合って、あるいは仲間入りして、ポジションをとるのは大変なストレスです。うまくいかない可能性も高いです。なにしろ彼らの資金は所詮は「人の金」ですから、思うように思い切ったポジションが取れます。さらに最近はアルゴリズムという強力な武器もありますし。だから私たち素人は、彼らが振り向かない「地味な銘柄」を買い続ける方が結局は有利だと思います。


私自身への結論 
 現時点では何もわかりませんが、私は2、3年かけてバブルになる可能性もかなりあると考えています。そうすると、バブル崩壊後に安く買えるという考えもありますが、それはそれとして、まずは買えるチャンスがあればしっかり買っておく必要があると感じます。今でも、底値は狙わない方針ですが、「割高でなければ買う」という方針を貫いて仕入れを続けようと自分に言い聞かせました。


以上チンギスハンでした。
長い文をお読みいただきありがとうございました。
それではみなさん良い投資を!


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