米大手証券の2017年予想レポートより
米国株投資家のみなさんこんにちは。米国株永久投資を目指すチンギスハンです。
今日の山は「出羽富士」鳥海山2236mです。緩やかな山容がきれいです。
さて、今日は昨日の続きです。米大手証券の2017年の世界経済見通しからの要約を記しました。
出所はGSゴールドマンサックス、BLKブラックロック、MSモルガンスタンレー、JPMなどです。例によって大まかなものです。
<GSゴールドマンサックス>
1 トランプ政権の経済政策
「発足後100日までがカギになる。」
4月末までになります。それまではうっかり動かない方が賢明かもしれません。
2 米欧ともにポピュリズムの台頭
グローバリズムからポピュリズムへの転換
3 金融政策→財政政策
インフレが起こる。企業収益にプラス→株価上昇
4 規制強化から規制緩和へ
エネルギー、ヘルスケアにチャンス。
5 スタグフレーションからインフレーションへの転換
「リフレにより金利が上昇。公益・生活必需品セクターはネガティブ。」
私にはよく意味がわかりません。金利が上がる傾向なので地味なセクターは相対的に魅力薄で売られやすいということでしょうか。
<BLKブラックロック>
6 米労働市場のひっ迫でインフレ率上昇。
7 金融→オーバーウエイト 公益→アンダーウエイト
8 債権と株式の過去の相関関係は今後の参考にはならない。
これもよく意味がわかりません。
9 円安で日本株は買い
10 中国は①資本流出②人民元安のリスクあり
<MSモルガンスタンレー>
11 2017年末の長期金利は2.5%
12 米国の2017年のGDP2.0%増、インフレ率2.4%
13 今年末ドル円は125円
(総合で)
14 中国は今年11月の共産党大会まで安全を重視し何も起こらないだろう。
15 ブラジル・ロシアがマイナスからプラスに転換。
16 成長率は新興国>先進国
17 日本株推奨(JPM)理由は財政支援。
18 今年のS&P500指数予想は(1/12現在 2270)
GS上半期2400下半期2300 MS2300 シティ2325 バンカメ2300 JPM2400
バッドニュースはグッドニュース じっくりと買場探し。
GSとBLKが公益・生活必需品をネガティブやアンダーウエイトにしています。当たり前と言えば当たり前です。金利上昇局面ですから、だれが考えてもそうなります。しかし、天下のGSから(たぶん他の証券会社も)アンダーウエイト(持ち株を減らせ)という指示が出ているのは大きいと思います。「バッドニュースはグッドニュース」です。ここ数年はこの手の銘柄の買場は続くということです。あわてる必要はありません。じっくりと有利な機会を待てます。私の買い付け候補で当てはまるのは
①KOコカ・コーラ②PG③MOアルトリア④PM⑤SOサザン電力⑥Dドミニオン電力
⑦DUKデゥーク電力⑧BUDアンハイザーブッシュ⑨MCDマクドナルド⑩ULユニリーバ です。
昨日のレポートで「今より10%安は今年中にありうる」としていましたが、夏場あたりにそういう場面がありそうです。願わくば円高であれば二重にうれしいのですが。
配当4%周辺が買いの目安になるか。
割安度を測る目安ではふつうPERが使われます。20未満というのが基準です。現在配当は3%台が多いですが、そのうち金利上昇により4%に接近あるいは超えてくると考えられます。これからはPERと併せて配当4%周辺が買いの目安として使えるかもしれません。(もちろん企業の業績等内容の研究の方がもっと大切なのですが)。
以上いつもながらつたないレポートでした。
みなさまのよい投資を!
お願い
下の米国株の看板をクリックしていただけると点数が上がるのでうれしいです。
よろしくお願いします。