チンギスハンのブログ。米国株、永久投資。

米国株高配当安定株に永久投資します。地方在住60代で今年3月リタイヤします。年金が少ないので米国株投資で月10万円の配当を目指します。以前の投資で増やした資金で少しずつ買っていきます。一緒に意見を交換できたらうれしいです。

米国金利上昇時にどうする?

米国株投資家のみなさんこんにちは。米国株本格投資を目指すチンギスハンです。
 さて、12月の利上げはほぼ確実といわれていますがではその時またその後どうするかを自分なりに(長期投資家としてどうすべきかを)検証しました。そうしたらちょうど私が毎日愛読しているバフェット太郎さんのブログにも的確に書いてありました。「なるほど」と感心読みました。どうぞ、「バフェット太郎」さんの記事もご覧ください。
1 12月の利上げは既に織り込み済み?
  多くの注目を集める雇用統計の発表が先日ありました。失業率が4.6%で(-0.3%)
 例によって詳しくは他の方の記事でご覧ください。日本の失業率が3.0%ですから、いいといわれてもピンときませんが、この水準を理解しないといけないのでしょう。
 

                          by Let's Gold
一方政策金利(FF金利)の推移は

                              by wikkipedia
リーマン以降の異常な状態が見て取れます。こんなに長く最低の金利0.25%が続いたことは過去にはないですね。去年12月にやっと0.5%に上げました。そして今回の12月の1年ぶりの値上げですが、市場はほぼ織り込んでいるようです。確かに、上げられるものなら上げたいのがFBRの多くの方の本音でしょう。私も上げても大丈夫な気がします。ただし、新興国の混乱は相当なものでしょう。
 バフェット太郎さんは、金利上げは連続して続いて、ピーク後に株の大幅下落が来ると予想されています。私もバフェット太郎さんのようにきちっと読めるとスキッとするんですが。ただ私は、リーマン以降は今までとは金利水準が明らかに違いますから、今まで通り動くかは疑問だと思います。まず日欧がマイナス金利という今までになかった異常事態です。米国だけが、「我が道をいく」ことがすんなりできるかという疑問があります。確かにトランプはそういうタイプですけどね。
 ここでは例によって予測はナシにして、米国0.75%日本0.0%の世界を考えてみたいと思います。素人感覚では、米国は短期金利1%長期(10年)金利3%くらいが普通の感じがします。だから対世界を無視すれば米国が金利を正常に近づけていくというのは、喜ばしい気がします。その後どうなるかは今後の利上げの頻度によるのではないでしょうか。そんなに急に次の利上げはないように個人的には感じますが。
 さて、金利上昇は株価には一般にマイナスとされていますが、産業界にとってはそうともいえません。正常な金利を前提として成り立っている業界も多いですから。金融なんかはマイナス金利とかでは、「どうやって稼ぐのか」と困り果てたと思うからです。日本のマイナス金利については、あとで。
 長期投資家にとっては、とにもかくにも企業の永続性が第一ですから、金利正常化は多少の株価下落を伴ってもプラスだと考えます。むしろそれで下落するようなら、優良銘柄の買いチャンスです。積極的に買いたいです。
2 今後のドル円への影響は?
 むしろ心配なのは日本の方です。現在マイナス金利という、超低体温症の状態です。米国の利上げがあっても、日銀がマイナス金利を続けるようだとどうなるんでしょう。これまたわからないことだらけですが、いずれにしても異常事態が長く続くというのはいいことではないように感じます。「超過保護」の「温室栽培」を長く続けることが果たして企業にプラスに働くかどうかはわからないですから。
 日銀や政府が「円安」にさえなればバンザイと考えているんなら、日米の長期金利の金利差が、今2.39%ですが、このまま開いていってほしいと考えて長期金利(10年国債)を0%にくぎ付けのままにするでしょう。日銀の今後の動向に注意したいです。ちなみに日銀の動きは、多分に市場迎合的で、(株がちょっと下がるとあたふたしてすぐ緩和のカードを切りたがる)将来のきちんとした着地点や絵図を持っているようには思われません。素人の自分がいうのもおこがましいですが。
 私には円安がどんどん進んでいく状態というのは、個人にとっても、企業にとってもとてもそんなに幸せな社会とは感じません。また、調子に乗っていると日本円の信任そのものも失うかもしれません。今でも、新興国は深刻な通貨安に見舞われて困り果てています。日本だけがいつまでも例外でいられる保証はありません。
 事なかれ主義でええかっこしいのオバマと違って今度は自己中を売りに当選したトランプですから、アメリカがそんな日本だけのわがままを許すかどうかもはなはだ疑問です。もしかしたら、80年代のように、トヨタの車を壊すデモがまた勃発するかもしれません。本当は日本の車の多くは米国産ですが、(日産を日本の会社と思っている日本人が多いのと同じです。)そんなことはどっかに吹っ飛んでしまうのが感情の怖さです。
3 結局はトランプ政権が始動するまでは何もわからない。
 ということで、アメリカの動きも日本の動きも多分に流動的です。だから希望的観測で憶測をもって、偏ったポジションを持つのは危険だと考えます。今回のトランプショックも多くの予想は「円高」「株安」でした。今年はイギリスショックといい、マスコミが希望的観測に入れ込みすぎて冷静さを欠いていると思います。その中で「トランプ当選」を理由も含めて事前に言い切った、「副島 隆彦」さんには敬服します。自分の愛読書です。
 プロでそうですから、素人投資家としては、得意の「何もしない」作戦でじっくりと状況を見定める必要があると思います。結局は、長い間には「なるほど」と多くの人が納得するような状態に落ち着くんでしょうがその間には多くのことがおきるでしょうから。









わたしが毎日愛読しているお世話になっているブログに感謝を込めて
「バフェット太郎」さん 
「36さいからのどケチリタイヤ日記」
「長期投資でのんびり資産運用」byももさん
「はちどうきゅうどうさん」
などです。各ブログのファンの皆さまついでにチンギスカンのも暇があれば読んでください。


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