チンギスハンのブログ。米国株、永久投資。

米国株高配当安定株に永久投資します。地方在住60代で今年3月リタイヤします。年金が少ないので米国株投資で月10万円の配当を目指します。以前の投資で増やした資金で少しずつ買っていきます。一緒に意見を交換できたらうれしいです。

PER15以下、配当3%越えのダウ銘柄。IBMとCSCOどちらが買いか?

米国株投資家の皆さんこんにちは。米国株永久投資を目指すチンギスハンです。
 トランプのマイナスの面が出て米国株は少し調整していますね。
 また、中国、ドイツ、日本を名指しして為替を批判しました。そのせいで今日は、ドル円が112円台後半までドル安になりました。米政府はドル安を希望しているようです。
 しかし、トランプが公約通りの政策を実行しようとすると、ドル高要因ばかりなので「ドル安」に誘導したいという発言と自己矛盾しています。政策を実行してドル高を招くか、「自分の政策」を多少がまんしてドル高を防ぐかの究極の選択を迫られます。トランプが我慢するとはとても思えませんが。
 一方日本株は円高にもかかわらず堅調です。やはり日銀のバックが効いているのでしょう。考えてみれば、日銀の「ETF買い」は今となっては「ホームラン」でした。今後、円安誘導が難しくなることから、「日銀の株買い」を導入しておいて良かったですね。これにはトランプも文句がつけにくいでしょう。今後、日本株は為替のくびきを脱して、少しくらいの円高ならこなしていくと予想しています。
 今日の百名山は長野県・岐阜県の御嶽山3067mです。活火山です。火山としては富士山に次ぐ2番目の高さだそうです。「木曽節」が印象深いです。

 安全で割安な大型優良株を探したい。
 ダウも高値圏にあります。割安な優良株を探すのは容易ではありません。割安のかわりに何かを我慢しなければなりません。私は、「高成長でない」と「目先の業績が良くない」ことをがまんする条件で探しました。つまり、2017年、18年の業績が少し悪そうなところです。
 配当3%以上は譲れないです。そうなると大型優良株は限られます。ダウ銘柄の中から、2つ、IBMとCSCOシスコシステムズを検討しました。


 まずは大まかに、株価、PER、配当、配当性向、時価総額の順に(ヤフー、1/31)
IBM 174.52ドルPER14.22、配当3.16%、配当性向37%時価総額1659億ドル
CSCO30.72ドルPER14.70、配当3.36%、配当性向44%時価総額1652億ドル
 なんとまあ、株価以外はなんと似ているのでしょう。どちらもハイテクの中では「モノづくり感」があります。私はこの業界は全くわかりません。いろいろご指摘ください。


まずは株価かから。IBMの10年2年6か月です。(ヤフー)

〇2016年1月を底に再度上昇中です。上昇率は46%です。いい感じです。

〇今は長期移動平均線のかなり上にあります。長期移動平均線からのかい離率は約16%です。

〇トランプ以降は小さな窓を開けて10%強上昇中です。チャート的にはよすぎる感じです。


次にCSCOの10年2年6か月です。

〇2011年10月をボトムに緩やかに上昇トレンドです。いい感じです。上昇率はざっと2倍です。まだ2007年の山を越えていません。

〇2016年2月のボトムからの上昇率は36%です。長期移動平均線の上にありかい離率は約5%です。

〇トランプ以降は窓を開けて下落しています。業績見通しが悪かったのでしょう。
★チャート的には、IBMはいい感じですが、買い時が今かどうかは意見が分かれそうです。一方CSCOは長期移動平均線の上にはありますが、かい離率は5%でトランプ以降むしろ下落していますから、長期の見通しが悪くなければ長期的には30ドル近辺は買い時と言えます。ただし、おおざっぱな話です。


 さらに素敵な数字を発見しました。四季報ではまた違った数字なのですが、ロイターでは(面倒なのでEPSだけ記します。ちなみに7月決算です)シスコの実績と見通しです。
年  2012 2013 2014 2015 2016 2017 
EPS 1.50  1.87  1.50  1.76  2.13  1.90ドル
 素晴らしいことに今年の業績が去年を下回る予想なのです。業績見通しが下がる銘柄は、証券会社は推奨しにくいでしょう。(つまり割安の理由になります。)でも、でこぼこをならすと、結構伸びていて数字は悪くないです。


 これだけ全体が株高ですから、割安には何かの理由が要ります。
 シスコには、数字からは理由があるようです。もちろん詳しく調べれば調べるほど、どの業界にも激しい競争があり、見通しは楽観できません。また将来の情報社会がどのようになって、その中でシスコがどのような対策を講じて生き残っていくのかを知ることは今の私の力ではできません。でも、それを理由に「見通しが悪い」といえばデフェンシブ銘柄のコカ・コーラやタバコでもはっきりした将来はわかりません。比較的安全というにすぎません。でも、安全な分、株価もかなり高いです。要は何をとるかという問題です。
 波がかなりあるのは、企業の設備投資関連がおおきいので、景気の波を受けやすいということで納得がいきます。


 「成長のワナ」の銘柄には当てはまらない。
 シーゲル教授の本に「成長のワナ」の話があります。高い成長が期待される銘柄は期待が高いがゆえに割高で、一方あまり成長が期待されない地味な銘柄は割安で結局は高成長銘柄より有利だという話です。もちろん私はこれを信じています。しかし、シスコは、この「大きな成長が期待される銘柄」にはあたらないと思います。成長性も年5%ほどですし、これから大きく飛躍するとも思えません。(私の知らない何かがあるかもしれないが)だからPER15以内に放置されているのでしょう。むしろグーグルなどに比べて地味でさえない、サーバーをつくっている会社というイメージが強いのではないでしょうか。地味なところは私は大好きです。
 ということで、シスコはまずは5%ほどなら永久保有しても問題ないと自分的には結論しました。(サブ的な扱いになります)
 IBMも悪くないですが、今が買う時期かどうかはわかりません。ということで今後の研究次第とします。


後日筆者加筆(2/6日訂正)
その後の調べで、シスコが主力とするネットワーク機器は競争が激しく、他企業の追い上げが予想され、現在の利益を確保できるかどうかは不透明とわかりました。現時点で永久保有できるとは言えないようです。従ってこの銘柄の購入ははっきりと買えるとわかるまでSTAYとします。


 以上、いつもながらつたないレポートでした。数字とチャートだけからの検証です。この業界に詳しい方から見れば、おかしいところもあるでしょう。何かの情報があればお知らせください。皆さんの投資の参考になれば幸いです。
みなさまのよい投資を!


お願い
下の米国株の看板をクリックしていただければ、点数が上がるのでうれしいです。
よろしくお願いします。

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